Anker Soundcore Liberty Neo 2とATH-ANC300TWを聴き比べる

タイトルの通りです。Amazonタイムセールにて、購買価格は4990円。
レビューを書いていこうと思うのですが、私はこれが2個目のワイヤレスイヤホンイヤホンで、1個目はaudio-technica ATH-ANC300TW。
こちらの購買価格は、2年前(発売日すぐ)に購入したのでアバウト5倍の25000円でした。今は10000円程度まで値下がりしています。
そちらを踏まえて比較レビューしていきたいと思います。

まずは見た目です。

ケース。
見た目、Soundcoreのほうが細長いのですが、取り扱っていると気持ち二まわりほど小さく感じます

開くとこんな感じです。
被写体が黒すぎてわかりにくいですが、ATHは斜面にくぼみがあってそこにハマっている感じ。
Soundcoreは平らな凹みにペタッと張り付く感じなので、取り出しやすさではATHが一段上です。
(本体がボロボロなのは気にしないでください)

本体形状です。本体もATHのほうが指でツマミやすいです。
Soundcoreはインナーに赤のワンポイントが差し色になってて厨二病っぽいですね。

装着感に関しては、ウィングで固定する方式だと少し心もとない感じなのですが
頭を動かすとズレるということもないのでとくに問題はないかと。

機能面で言うと、Soundcoreにはノイズキャンセリング機能がありません。(なんとなくあると思って買ってた)
ただ音量が出る上遮音性も悪くはないので、とくに無くても気になることはありません。
ATHにはスマホの連携アプリにイコライザー機能がありません。うそだろ5倍だぜ。

本体の操作性で言うと、どちらもタッチセンサーではなくボタン式で、ATHは飛び出たボタンを押す方式。
Soundcoreはロゴの面を押し込むので、耳に押し込むような感じで落ち着きません。

肝心の音なのですが、ATHと比べるとドンシャリ傾向で低音の量感が多く、音場が広く明るく聞こえます
私はロックを好んで聴くのですが、全体的にSoundcoreの方がよく聞こえます。
すりぃ「テレキャスタービーボーイ」は音数も多いですが、ブラッシングの多いギターリフと、ディスコパターンのハイハットの存在感が強くノリが良く聞こえます。
マキシマム ザ ホルモン「絶望ビリー」ではSoundcoreだと勢いとキレが良く、スネアのアタックや亮君のボーカルが綺麗に聞こえます。
ATHだとギターが団子になっているような印象で、キレの良い演奏とは程遠い音源になってしまいます。
ロックではないのですが、Creepy Nuts「堕天」では、出だしのR-指定のボーカルに軽くリバーブが掛かっている感じが聞き取れ、
ステージが浮かぶようなイメージ、Bメロのコーラスもはっきりと印象が変わる感じです。ATHだと「切り替え」感がない。
ただし低音の明瞭度で言うとATHの方に軍配が上がり、ツミキ「フォニイ」ではシンセベースとバスドラムの音が食い合うような印象がありました。
解像度が低いとまでは言いませんが、棲み分けが出来ていないような印象でした。
KANA-BOONの「Fighter」ではギターのブリッジミュートの低音やバイト感の表現力に関してはSoundcore
サビのコーラスが聞き取りやすいのはATHという感じでした。

改めて聴いてみると、ATHはなんとも妙なチューニングで、音程感に関してはSoundcoreの上を行く(値段なのかな……)ほか、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「君という花」や、YOASOBI「夜に駆ける」など、
暗く鳴らす曲が音楽的にまとまって聞こえる、音の壁を作るようなタイプなのだと思いました。
その分ボーカルの明瞭さやハイハットのキレが犠牲になっているとも言えます。
「夜に駆ける」に関してはSoundcoreで聞くと「文脈過多なポップス」という感じではなくEDMみたいになってしまうようなところがありました。
ピノキオピー「神っぽいな」では初音ミクの声の表情が少し隠れることで楽曲にマッチするなど、
イコライザーの選択肢がないくせにめちゃくちゃ楽曲を選ぶなと思いました。
これがノイズキャンセリング機能と繋がっているのかどうかまではわかりません。

Soundcoreは届いて数日の使用なので、まだパッと聞いた感じの感想になりますが、また気づいた点があればレビューします。

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